わたしたちの想い

垣根を越えて、地域で「誰もが安心して暮らせる社会」を目指して

当法人は、1986年に障がい者の地域のご家族の方が自分たちの力で作り上げた精神障がい者小規模作業所がその始まりです。それ以来、精神障がい者の方の就労支援に留まらず、精神障がい者の方が地域の方を助ける「地域の困りごとお助け事業」や地域の商店街のお祭りへの参加など、精神障がい者の方が地域社会の中でできることを見つけ、自立を支援する活動を続けてきました。
今後も精神障がい者の方と地域にお住まいの方がお互いに助け合い、共に生きながら、障がい者と健常者の垣根を越えて、地域で「誰もが安心して暮らせる社会」を目指して努力していきます。

理事長からのあいさつ

誰もがこころから「くつろげる」地域の創造をめざして

「障がい」とは何でしょうか。 「健常」とは何でしょうか。
いまの私には、適切に表す言葉を知らないので、便宜上この言葉を使っています。 でも、いつも不思議でした。 様々ないきさつを経て得たいのちとからだに対して、なぜ他人は土足で踏みつけ、評価=価値づけするのでしょうか。 他人の価値を評価する権利がある人は、この世にいるのでしょうか。
人は基本、基準と比べる相対評価でしか物事を推し量ることが出来ないと、私は考えています。 それは、人が人と関わるときの思慮の限界だと、私は思っています。 だからこそ人は人と関わる時、細心の注意を払うことが大切なのだと思います。細心の注意を払う、その一つが「思いやり」なのだと、私は捉えています。
また人は、「正解」や「真実」が分かりません。しかしその一方で、「真実」はない、とも思っています。あるのは、「解釈」と「誤解」だけだと。であるなら、心があたたかくなるような「解釈」と「誤解」が織りなす地域にしたいと思っています。

理事長

本法人が目指すのは、「障がい者と健常者の垣根を越えて、地域で誰もが安心して暮らせる社会の実現」であり、主に精神障がいのある方を対象に、地域住民と助け合いながら共に生きることができる機会を創造することです。
そのためには、利用者や家族の自立・希望の再習得と、地域全体の障がい者理解と障がい者と関わる力の向上を、日常的な社会生活上の関わりの中で自然に獲得できる環境整備を目指しています。
「アダージョ」とは、イタリア語のadagioで、「くつろぐ」を原義とした音楽用語の一つです。NPO法人アダージョちくさは、互いの「思いやり」の調べをベースに、あたたかな「解釈」と「誤解」のなかで誰もが「くつろげる」地域の一助となれるよう、日々邁進しています。

特定非営利活動法人アダージョちくさ
 理事長  榎本(下園)美保子

法人概要・沿革

法人概要

法人名特定非営利活動法人アダージョちくさ
設 立2008年4月2日
代表者榎本(下園)美保子
所在地
連絡先
●法人事務局・就労継続支援B型事業所 ワークルーム・ぐるっぺ
<所在地>
〒464-0074 愛知県名古屋市千種区仲田1-9-12 ( →地図 )
<連絡先>TEL・FAX  052-731-3070

●作業所型地域活動支援事業所 工房さんりん舎
<所在地>
〒464-0094 愛知県名古屋市千種区赤坂町7丁目56番地(→地図
<連絡先>TEL・FAX  052-723-5533

※電話受付対応時間 9:00~17:00(土日祝祭日は除く)
事業内容●就労継続支援B型事業所 ワークルーム・ぐるっぺ の運営
●作業所型地域活動支援事業所 工房さんりん舎 の運営
●リサイクルショップ事業(Re☆ショップなかた)
●地域の困りごとお助け事業
●精神保健福祉講演会
●精神障がい者福祉・医療に携わる人材育成・福祉体験協力事業
事業所番号【ワークルーム・ぐるっぺ】2317100663
協力機関●名古屋市役所・千種区役所
●千種区社会福祉協議会、千種区自立支援協議会
●愛知県精神医療センター
●NPO法人中部リサイクル運動市民の会
会計報告財務諸表 令和4年度(PDF)

沿 革

1986 年家族会「しろはと会」が精神障がい者小規模作業所(現: ワークルーム・ぐるっぺ)を設立
1992 年「ちくさ家族会」にて、入院中の精神障がい者が退院して地域で暮らすためのトレーニングである「入院中患者の退院支援としての訓練プログラム」を開始
2008 年「ちくさ家族会」により運営されていた「工房さんりん舎」と共に「NPO法人アダージョちくさ」を設立
精神保健福祉講演会事業を開始
2012 年ワークルーム・ぐるっぺが就労継続支援B型事業所へ移行
現在の場所に移転
2013 年公益財団法人あいちコミュニティ財団事業指定プログラム「ミエルカ」2013に選定される
2014 年地域のお困りごと事業を開始
2020 年Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGsPanasonic 「NPO/NGOサポートファンド for SDGs」に選考され、さらなる精神障がい者の方の工賃向上、生活安定、貧困解消に着手
チャリティショップ「Re☆ショップなかたbyぐるっぺ」事業を開始
2022年ロゴマーク(アダージョちくさ、ワークルーム・ぐるっぺ、工房さんりん舎)をリニューアル
本法人のホームページ( https://adagiochikusa.jp )を新規開設
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