「Re☆ショップなかたbyぐるっぺ」にかける思い

いよいよ2020年9月1日から新しく、リサイクルショップが開店する。

これは、就労継続支援B型「ワークルーム・ぐるっぺ」の新規事業である。
ぐるっぺのスタッフと利用者は、この準備のために本当によく頑張ってくれている。本当にお疲れ様です。開店までもう少し、頑張りましょうね。

この事業は、環境問題の解決に日々尽力されている認定NPO法人中部リサイクル運動市民の会(以下、チュウリ)のみなさまから、商品の提供から店づくりから運営方法まで、全面的にご支援・ご協力を頂いている。本当に感謝しかない。

ところで、同じNPOでもチュウリと当法人では扱う課題や対象者の特性が異なる。平常時はあまり接点のない団体同士の連携事業である。それはつまり、互いの理念は理解し共有できても、事業を行う目的や成果評価のポイントは異なることを意味する。

違いをどう調整し、黒字経営に転換させ、WINWINの関係を持続させられるのか、どのようなビジネスモデルを展開すればよいのか・・・

結局は、互いをリスペクトしながら、失敗を恐れず、全力でトライ&エラーを繰り返す。PDCAを超高速で展開させ、行動をとめない。それしかないのだろうと、個人的には考えている。

経営者として見通しが甘いだろうか。。。

特に精神障害を持つ方への事業展開は、歴史が浅い分、そのほとんどが新規事業になる。利用者がどこまで一緒に活動してくれるのか、楽しんでくれるのかは、個人差が大きいだけに調整は困難だろう。地域に受け入れて頂けるかも、その地域によって異なることは容易に想像できる。

利用者、スタッフ、地域住民、連携団体。売上、人材育成、持続可能性・・・

経営者として外してはならないモニタリング項目に注視しつつも、大胆に繊細に覚悟を決めて動く。

経営初心者の私にとっては、地道に・愚直に・誠実に・冷静に、目の前の人・モノ・コト・情報・課題に向き合い、仲間と十分議論しながら進めることしかできないだろう。

自身の限界に向き合い、下腹に力を入れて覚悟を決めつつも、出来ればそれを丸ごと楽しみたいと思っている。

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*本記事は2022年4月の本サイト新設にあたり、アダージョちくさの旧ブログから過去記事を転載したものです。

NPO法人 アダージョちくさ

NPO法人 アダージョちくさ

精神障害を持つ方やその家族の人々を対象に、「就労継続支援B型事業所 ワークルームぐるっぺ」と「作業所型地域活動支援センター 工房さんりん舎」を運営する特定非営利活動法人です。 相談支援、日常生活支援、就労支援、障害の理解を促進するための社会啓発など、精神障害を持つ方の地域定着を目的とした活動を行っています。

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